治療を受けてもむちうちが治らない原因とは?
直接相手にお詫びもして許してもらい、気持ちは楽になりました。しかし、衝突事故を起こした加害者の私はむちうちと診断をされて、今も首に痛みが残っています。
通っていた整形外科の先生からはもうやることがないと言われていて、確かに最初よりはだいぶ痛みも少なくなりましたが、まだ結構強い痛みを感じることもあります。
治療を始める前には、軽度なむちうちではないのでそれなりの時間はかかると言われましたが、半年もすればよくなるだろうとの診断でした。毎日ではありませんが、半年の間きちんと治療を受けてリハビリもしてきました。
治療を受けてもむちうちが治らない原因として、どんなことが考えられるか教えてください。
周りからは病院で良くならない場合は、接骨院へ行くという手段もあると言われているので、そうしようと考えています。
長引く痛みの原因として心因性の問題もあります
整形外科の先生に言われた通りに、きちんと治療を受けていれば大抵の場合は半年以内で痛みが消失します。しかし、椎間関節の不安定性や心因性の問題により、半年以上経っても痛みが残るようなケースもあります。
きちんと治療を受けていても、むちうちの損傷度合いや安静な状態をきちんと保てなかったとか、椎間板ヘルニアなどの既往歴があったりなどして痛みが長く続くことがあります。
椎間関節の不安定性については、動きが悪いと周囲組織が硬くなって血液循環が悪くなり、痛みの原因になることがあります。また、動きが悪い関節があると、他の部位で動きを代償するため、代償部位に痛みを発することになります。
関節が硬くなって動きが悪くなっているなら、軟部組織を伸張したりするリハビリテクニックで対処可能ですが、周囲組織が弛緩してしまった状態で関節が不安定になっている場合においては、解剖学的には治りません。
この場合は、マッサージや鍼治療などによって痛みをコントロールすることで効果を得られる可能性が高まります。
心因性の問題に関しては、むちうちに限ったことではありません。身体の痛みは全て脳から指示が出ていて、痛みの原因がストレスによる場合もあります。
心因性の場合は、自分に合った先生を見つけることでも、痛みの改善につながります。