むちうちは完治しないことがあるって本当?
社会人になってからは昔よりも会う機会は減りましたが、私にとって一番の友達であることには変わりはなく、事故に遭ったと聞いたときは心配ですぐに会いに行き、そのときはたいしたことはないと言っていたので安心していました。
しかし、先日久しぶりに連絡をしたら、実はその後むちうちと診断されてなかなか痛みがとれなくて困っているとのことでした。
私が務めている会社にも前に交通事故に遭ってむちうちになった先輩がいるので、何か良い情報が得られればよいと思いいろいろ尋ねてみると、むちうちは完治しないこともあると言われたのですが、そんなことは本当にあるのでしょうか?
しっかりと治療を受けないと完治しないこともあります
痛みが長く続いたりするとこのまま一生直らないのでは?と不安な気持ちになる方も少なくないようですが、ある論文によるとむちうちになった人の97%以上が1年以内には完治していると報告されています。
むちうちの中でも神経の損傷や骨のずれによる神経圧迫など、身体の構造上問題がある場合は長期にわたり後遺症を伴いやすいとされていますが、症状が改善しない人の多くは適切な治療を受けていないからと言われています。
他にも、痛みがあるのに放置しておいた場合にむちうちが長期化をまねく要因になるので、交通事故に遭ったときには早期に治療を受けることが望ましいです。軽いむちうちなら自然治癒でも回復することはありますが、治療を全く受けないと完治が困難な方が多いことも事実です。
むちうちであることを自覚したなら、すみやかに医療機関を受診することが重要です。特に大きな衝撃を体に受けた場合は、頚椎症など他の病気の可能性もあり、きちんとした検査を受けないと命取りになってしまうこともあります。
まずは整形外科病院でMRIやCTなどの検査をしてもらい、その後の治療方法を決めましょう。
整形外科に通っても症状が改善しないこともあります。その場合は接骨院で施術を受けることで痛みがなくなることもあります。
くれぐれも、多少症状が良くなったからといって自己判断で治療を中止しないでください、自己判断では症状が長期化するだけでなく悪化してしまうリスクがあり、そうなると長く痛みなどの後遺症に苦しめられることになってしまいます。