むちうちは、主に交通事故やスポーツなどで首に強い衝撃を受けることによって起こってしまうもので、損傷具合によって症状も大きく異なり、完治にかかる時間にも個人差があります。
正式名称は「外傷性頸部症候群」や「頸椎捻挫」で、衝撃を受けてすぐに痛みが出ることもあれば、数日〜数週間して症状が現れることもあります。
天候の変化や生活環境などによっても症状の出方に差があり、首の痛み以外にも、頭痛やめまい、腰や背中の痛み、耳鳴り、腕や手にかけてのしびれ、倦怠感、不眠など体の至る所にさまざまな症状が出ることがあります。
むちうちを治すには、ダメージを受けたらすぐに病院に行って、適切な時期に適切な治療を受けることが大切です。
むちうちになったばかりの初期段階を急性期と呼びますが、この時期には体を温め過ぎないことが大事です。入浴すると血行が良くなり症状が酷くなることもあるので、最低でも2〜3日程度はシャワーだけにしましょう。
急性期には、幹部に負担がかからないように安静にしてください。急性期の効果的な治療法には、マッサージなどで筋肉の緊張を取る手技療法や、電気を通し痛みの感覚を和らげる電気治療などがあります。
むちうちの痛みがある程度落ち着いてきた時期を慢性期と呼びますが、この時期には血行を良くすることで筋肉の緊張を和らぐことができるので、積極的に入浴することをおすすめします。
慢性期の治療や対策としても手技療法はおすすめで、接骨院などに通うのも効果的です。